ファルコ
「これよりは天帝の時代 元斗皇拳の時代なのだ」


 元斗皇拳継承者であり、「金色のファルコ」として畏怖される天帝の猛き将軍。元斗皇拳とは、闘気を刃として敵の体を瞬時に断ち切り、細胞を滅する恐るべき拳法。極める男たちは、光る手を持つ。かつては北斗神拳をも凌駕するといわれた。

 だがファルコは、その強大な力を己の為に使うことはない。北斗が乱世の拳であったのに対し、元斗は天帝を守護し帝国を統治するためにある。継承者であるファルコの血には、その戒めが濃く流れているのだ。かつてラオウの野望が世を席巻した時代も、侵攻してきたラオウの軍勢から自分の村の人々を守るため、自らの片脚を引き換えに差し出す。ラオウも、ファルコに静かだが熱い守護人を見た。

 しかし、奸臣ジャコウにより天帝ルイの命運を握られ、ファルコはその愛、信念、正義すらも投げ打たざるを得なかった。天帝の守護のため自らの全てを捨て、ケンシロウとの死闘に臨む…。

 動乱の時代に翻弄されつつも己を貫いた忠義の男である。